火災保険で修繕リフォーム
火災保険の利用でリフォームをするポイント
火災保険を使ってリフォーム・修理できる災害は、火災だけではありません。台風や大雨などの災害も対象です。こちらでは、火災保険を利用する際のPOINTや注意点、申請手順などをご紹介します。
施工対応エリアは、相模原市などの神奈川県全域と東京都多摩地域です。
火災保険の補償内容
火災保険は、火災や自然災害で建物が破損した場合に修理費用を補償してもらえる保険です。改修工事ではなく修繕※工事に対しての保証となります。
※修繕工事とは、災害被害を受けて建物の価値が減ったものを建設当初の水準まで戻す工事のことです。
補償対象の災害
災害の種類 | 補償対象の内容 |
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火災 | 自宅の火災や延焼による損害 |
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水災 | 床上浸水や洪水、台風・集中豪雨など水が原因での損害 |
落雷 | 落雷による損害 |
風災 | 台風や突風、竜巻や暴風などの損害、それに伴う飛来物による損害 |
雪災 | 雪崩や積雪など雪による損害 |
雹災 | 雹(ひょう)による損害 |
爆発破裂 | ガス漏れなどの爆発や火災による損害 |
保険会社や契約内容により認められる補償内容が異なりますので、申請をする前にしっかりと、保険証券の確認をしましょう。
主な損害の修理事例
修理事例
- 台風の影響で屋根瓦や外壁が破損した。
- 雹が降り雨樋が破損した。
- 大雪が積もった影響で屋根が破損し雨漏りするようになった。
- 竜巻で飛んできた物により窓ガラスが割れた。
- 暴風の影響でガレージが破損した。
- 破損・汚損の契約オプションに入っている場合は、自分や家族が間違って室内の壁や床などを傷つけてしまった場合も補償対象となります。
保険が適応されない事例
適応外事例
- 経年劣化による破損
- 被害にあってから3年以上が経過している破損箇所
- 業者による施行不良の箇所
火災保険のメリット・デメリット
火災保険を利用して建物の修理・リフォームをするには、メリットとデメリットがそれぞれあります。とくにデメリットを把握してからのご利用をおすすめします。
火災保険利用の「メリット」
- 自己負担額が大幅に軽減できる。
- 何回でも使用できる。
- 使用しても保険料は上がらない。
火災保険利用の「デメリット」
- 通常のリフォームより、施工完了まで時間がかかってしまう。
- 修理費用が免責金額※を下回ると保険金は支給されない。
- 修理費用の満額が支給されるとは限らない。
※免責金額は、契約時に設定されています。
火災保険利用の注意点
火災保険を利用してリフォームを依頼する際に注意するべきことがあります。必ず下記4項目をご確認の上ご利用ください。
1.保険の申請手続きは原則、契約者本人が行う
2.損害箇所の過剰申告
3.保険金額が確定してから工事契約をする
保険金が確定する前に契約してしまうと、万が一、保険金が思っていたより少なかった場合や、保険金が支給されなかった場合など、自己負担額が大幅に増えてしまうケースもありますので、施工会社(リフォーム会社)と工事契約をする際は注意が必要です。
4.保険金の支給までは基本30日
近年、火災保険を利用した保険金詐欺やリフォーム詐欺など多発しています。突然の訪問販売業者や無料リフォームと大々的に謳っている業者には十分に注意してください。
火災保険の申請手順
火災保険の申請からリフォーム(修理)が完了するまでの流れをご説明します。
火災保険会社へ連絡
先ずは、保険会社もしくは代理店に連絡して申請書を取り寄せます。その際に、証券番号や損害が発生した日時、状況などを聞かれることがありますので、分かるようにしておきましょう。
施工会社へ見積り依頼をする
施工会社(リフォーム会社)に損害箇所の調査と修繕工事の見積書を作成依頼します。その際一緒に損害箇所の写真も摂ります。
見積書や写真などの必要書類を保険会社に提出
申請書に記入・捺印し必要書類を同封してからポストに投函します。
保険会社による現地調査・審査
保険会社に必要書類の提出後、1~2週間ほどで連絡が入り日程調整をして、後日現地調査が実地されます。現地調査後、審査が行われ結果が報告されます。
保険金の受取り
審査結果後、1週間ほどで契約者の指定口座へ保険金が振り込まれます。
施工会社と工事契約・施工開始
保険金支給の可否や支給金額が確定し、自己負担額などに納得してから施工会社(リフォーム会社)と工事契約をしましょう。